人の役に立つ、ということ
人の役に立ちたいという志ほど、
世の中から称賛され、奨励されることはないでしょう。
それはそれは、素晴らしいことです。
ただ、その思いが強すぎる人は、
人の役に立つことで自分の存在意義を他人からも、自分からも認めてもらおうとしているのかもしれない。
つまり、他人からの承認欲しさでやってませんかということです。
つまり、本当にその人がやりたいことは、「自分に満足したい」ということなのかも分かりません。
しかしその行為が結果的に、他人の利益につながるのだから、いいのです、オールOKなのです。
しかし本当にやりたいことが「自分に満足する」ということであれば、人のニーズに応えるということはあくまで手段に過ぎないということです。
そこが分かっていると、人の役に立とうと思ってやったことが、残念な結果になって返ってきても、別段腹を立てることもなくなる訳です。あなたは自分に満足したいがためにやったんですから、その期待を達成できなかったから心がモヤモヤした、それだけのことです。準備万端で釣りに行って、結局ボウズで帰ることと同じことです。それで魚に腹立てたりします?笑
人の役に立つ=感謝される
という方程式を無意識に信じてる人は、せっかくこんなにしてあげたのにお礼も無いなんて!ってバカみたいに腹立ててるけど、そもそもその式がまちがっとんのよ。
そんな下らん式は、さっさと捨てましょ。
これからの聞き方としては、
「あなたの夢は何?」
「何をして、人の役に立ちたいですか?」
ではなく、
「あなたは何をして、自分に満足したいのですか?」
にしましょう笑。
なんだか、人生の本質を突く質問を作ってしまったような気がする。笑