休日に子どもを遊びに連れて行かない親は怠惰か
小さい子どもがいると、
休日はしっかり遊んでやらないといけないという軽い強迫観念に駆られることがある。
子どもの可能性を広げるため、色んな刺激を与えるべきとかテレビのエライ人が言ってると、どこかに連れていかねばという思いになるが…はっきり言って親も休みたい。
…そんな方に朗報です。
B.ラッセル著 安藤貞雄訳『ラッセル幸福論』(1991)によりますと、
”多少とも単調な生活に耐える能力は、幼年時代に獲得されるべきものである。…(中略)…現代の親たちは大いに責任がある。彼らは子供たちに、ショーだの、おいしい食物だのといった消極的な娯楽をたくさん与えすぎている。そして毎日同じような日を持つことが子供にとってどんなに大切であるかを、真に理解していない。…(中略)…幼年時代の喜びは、主として、子供が多少の努力と創意工夫によって、自分の環境から引き出すようなものでなければならない。”
…つまり、幼少期に退屈をマネジメントする力をつける大切さを述べておられる訳であります。
ということは、無理に外に引っ張り出さなくても、退屈なお家の中でいかに楽しく過ごすかを子どもは学んでいるということであります。
良かったー。もう無理に頑張らなくていいんだ。
親の無理な頑張りのために、感動、興奮の閾値が異様に高くなって、子どもの感受性が鈍ったらイヤですもの。
親として、
都会の子育てに嫉妬することもないのです。
お金持ちさんの子育てに嫉妬することもないのです。
高学歴の子育てに嫉妬することもないのです。
置かれた環境で、子育てを愉しみましょう!