Songs in my heart vol.3 ヒッチコック by ヨルシカ
お友だちから薦められまして、
今聴いてる歌があります。
『ヒッチコック』ヨルシカ
「雨の匂いに懐かしくなるのは何でなんでしょうか。
夏が近づくと胸が騒めくのは何でなんでしょうか。
人に笑われたら涙がでるのは何でなんでしょうか。
それでもいつか報われるからと思えばいいんでしょうか。」
さよならって言葉でこんなに胸を裂いて
今もたった数瞬の夕焼けに足が止まっていた
「先生、人生相談です。
この先どうなら楽ですか。
そんなの誰もわかりはしないよなんて言われますか。
ほら、苦しさなんて欲しいわけない。
何もしないで生きていたい。
青空だけが見たいのは我儘ですか。」
「胸が傷んでも嘘がつけるのは何でなんでしょうか。
悪い人ばかりが得をしてるのは何でなんでしょうか。
幸せの文字が¥を含むのは何でなんでしょうか。
一つ線を抜けば辛さになるのはわざとなんでしょうか。」
青春って値札が背中に貼られていて
ヒッチコックみたいなサスペンスをどこか期待していた
「先生、どうでもいいんですよ。
生きてるだけで痛いんですよ。ただ夏の匂いに目を瞑って、
雲の高さを指で描こう。
想い出だけが見たいのは我儘ですか。」
「ドラマチックに人が死ぬストーリーって
売れるじゃないですか。
花の散り際にすら値が付くのも嫌になりました。
先生の夢は何だったんですか。
大人になると忘れちゃうものなんですか。」
「先生、人生相談です。
この先どうなら楽ですか。
涙が人を強くするなんて全部詭弁でした。
あぁ、この先どうでもいいわけなくて、
現実だけがちらついて、
夏が遠くて。
これでも本当にいいんですか。
このまま生きてもいいんですか。
そんなに君にしかわからないよなんて言われますか。
ただ夏の匂いに目を瞑りたい。
いつまでも風に吹かれたい。
青空だけが見たいのは我儘ですか。」
あなただけを知りたいのは我儘ですか
♪何でなんでしょうか♪
降り止まないしとしと雨の宵に、
センチなメロディーラインがマッチする。
答えが出ない哲学的な問いが、
大人になった私たちを悩ます。
私たちがとりあえずはぐらかしてきた
本質を突く問いかけの前に、
私たちの思考は停止する。
いくら技術が進んでも、
イコール幸福
にはならない。
この歌詞が提示する数々の問いに、
自分なりの解を求めようとする、
そんな哲学的な営みが
もしかしたらヒントをくれるかもしれない。
この記事が、
読者の皆さんが
意見を交換し合うテーブルになればいい。
終始カッコつけてみました笑
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