時代が違っても、無くならない「課題」
戦争の映画を観た。
体験者の話を聞いた。
防空壕を覗いた。
この時代のこの場所に生きていた方々は、
命をつなぐ難しさがあった。
一日一日の命の保障は無かった。
存命への明確な渇望。
現代、
特に日本のような環境では、
とりあえず命を落とす心配はない。
が、
何を目標とすべきか、
何を理想とすべきか、
何を自分の夢とすべきか、
自分は何者か。
自分の人生の意味は何か。
迷い、さまよい、充実感をいかに得るか
に苦しむ。
どの時代にも、
それぞれの課題がある。
この時代に生まれてきた私たちは、
この時代での課題に
精一杯迷い悩めば良いのだと思う。
でも、
命の危機に晒されていない分、
やっぱり自分は恵まれている
と感じる。
自分の悩みなど、
実に小さいのかもしれない。
死ぬこと以外かすり傷なのかも、
しれない。
自分たちまで命を繋いでくれた人たち。
彼らがその時代での課題に必死に取り組んでくれたからこそ、
現在の私がある。
そう考えると、
日常への感謝や、これを全うしてやろうという気持ちになった。
泣いて、
笑って、
悩んで、
学んでいこう。